アンコールの呼び声高かったマキノノゾミ氏の作品を一挙上演します。『フユヒコ』『赤シャツ』『MOTHER』の順に三部作を連続上演。11月はマキノ三昧!
1994年、劇団青年座創立40周年記念公演『EXIT×4』で演出家・宮田慶子のラヴコールに応えてマキノノゾミ氏が初めて青年座に『MOTHER』を書き下ろしました。衝撃の初演。演劇評論家の大笹吉雄氏は新作4本の連続上演の成果を次のように書いています。「四打数三安打、うち最近ではホームラン級の二本の舞台を含んでいる。(中略)…マキノという作者の作品に接したのははじめてだが、その力量に驚いた」。まさにこの作品でマキノノゾミ氏と宮田慶子はその存在を強烈にアピールしました。以後マキノ氏は青年座に『フユヒコ』(1997年)、『赤シャツ』(2001年)書き下ろし、『MOTHER』を含めたこの3作品全てがその年の演劇賞に絡む高い評価を頂きました。
今回、劇団青年座に劇団M.O.P.の俳優を招き、マキノ氏も『フユヒコ』の演出としてかかわります。どうぞご期待ください。